お題ブログ 「ペットを飼うこと」

今回ははてなブログのお題に沿って記事を書きたいと思います。

お題は「ペットを飼うこと」。

 

私が中学生の頃、我が家には犬がいました。

ラブラドールレトリバーのミックスで、名前は「ラッキー」。

アイボリーホワイトの毛色が綺麗で、とても身体の大きい、人懐っこい子でした。

ラッキーは父の再婚相手の長男(戸籍上では私にとっての兄で6歳年上)が自宅近くの橋の下から連れてきた子なんですが、子犬の頃からウチにいたので私にもよく懐いており、学校から帰るといつも一緒に遊んだり、散歩に出かけたりしていました。

また、ラッキーはとても優しい子で、私が学校で虐められたり、何か嫌なことがあって落ち込んで、部屋で泣いてたりすると必ず傍に寄ってきて、まるで慰めてくれるかのように、ずっと寄り添っていてくれたりしました。

 

散歩や餌やりなど、ラッキーの世話は兄と私が一日おきの当番制で担当していました。

ある日、いつものようにラッキーを連れて散歩に出た私は、自宅近くの四つ角に差し掛かった時、思わず大きくくしゃみをしてしまい、その拍子にうっかりリードから手を離してしまいました。

私の大きなくしゃみに驚いたのか、ラッキーは走り出してしまい、そこへ運悪く横から車が走ってきて、ラッキーはその車に撥ねられてしまいました。

ラッキーの悲鳴に近い鳴き声と私の絶叫を聞いて家から飛び出してきた兄と一緒に、すぐさま動物病院へラッキーを連れていきましたが、間に合いませんでした。

ラッキーを荼毘に付した後も、自分の「うっかり」で大好きなラッキーを死なせてしまった私は、自分を責め続けました。

兄は「お前が悪いんじゃねぇよ。元気出せよ。お前がいつまでも泣いてたんじゃ、ラッキーだって天国で安心できないだろ?」と慰めてくれましたが、そんな兄の優しさすらその時の私には届きませんでした。

ラッキーをウチに連れてきた兄の方がよっぽど悔しくて悲しかったはずなのに、私はラッキーを死なせてしまった悲しさと悔しさ、そしてラッキーをウチに連れてきてくれた兄に対しての申し訳なさで、心が押し潰されそうでした。

 

あの時、くしゃみさえ我慢できていれば

あの時、リードから手を離さなければ

ラッキーは死なずに済んだのに

 

いくら後悔してもしきれませんでしたし、今でもその事は私の中にトラウマとして強く残っていますが、忘れるつもりもありません。これは私が一生背負って行かねばならない十字架です。

 

大好きなペットを自分の過失で死なせてしまった私が言っても説得力ゼロかも知れませんが、これだけは言えます。

 

ペットを飼うなら「可愛い」だけの気持ちだけじゃなく、最後まで責任を持ってください。

最近は一時の「可愛い」という気持ちだけでペットを飼い、飽きてきたらまるでモノのように捨てたり、虐待したりする人が増えている印象が強いです。

 

ペットは生き物です。ひとつの命です。

命である以上、最後には必ずお別れの時が来ます。それは避けられません。

ですから、その時が来るまでその子を愛し続けてあげてください。

その命を無責任に軽々しく扱うようなことだけは、絶対にしないで下さい。

 

ひとつの命を愛し続けるも、自分の過失でその命を終わらせてしまった私からの、せめてものお願いです。

 

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